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 トップページ>3つのシンボル

■シンボル1

フィッシャー教授による、「ともに感じ、ともに知り、ともに話し、ともに働く」というサイクル図です。
ひところ日本企業で強調された「PDSA」サイクルは「ともに働く」ことの内容であり、前段の「ともに感じ、知り、話し」の要素がないと「PDSA」サイクルもうまく機能しないのではないでしょうか。


PDSA
"Plan,Do,See,Action"TQC活動の基本とされてきた。

■シンボル2

「曼荼羅」構造。(胎蔵曼荼羅図:東寺蔵)

曼荼羅とは空海が唐からもたらした、一対の仏教絵画ですが、その一つ「胎蔵曼荼羅」は宇宙の中心である大日如来を中心に諸仏が整然と四方八方にその働きに従って配置されている図です。
個人が居るべき場所があり、その能力を創造的に充分に発揮しながら、全体に奉仕すべく、その一部を成し、誰でもが必要とされている人たちから成り立っていることのパートナーシャフト組織のシンボルです。
「一人は万人のために、万人は一人のために」の東洋版でしょうか。

このような曼荼羅解釈はパートナーシャフトの充実に尽力された大須賀発蔵氏が指摘されていることである。

■シンボル3

「Zusammen Arbeit」(ともに働く)と題された、綱でつながった
2頭のロバの行動を描いた6コマの図。
パートナーシャフト研修団がドイツのパートナーシャフト企業(エルザ社)を訪れた時に「パートナーシャフトの精神です」と、紹介された図であります。「自利利他、二利円満」の西洋版といえます。

テンプス社の「33の薔薇」
Tempus “Die 33 Rosen”Mitarbeiter warden Mitunternehmer.
(ともに働く人からともに経営する人になるための33のステップ)

≪1≫ともに知る
(1) 従業員手引書;50ページ程度の印刷物。知っておくべきこと。キリスト教的倫理観に基づく責任、環境、意味など。
(2) 月刊の従業員通信;月間情報。営業進捗状況。従業員のポートレイト、誕生日他。
(3) コンタクトの夕べ;年数回。チーフが新しい従業員を自宅に呼び、食事を共にしながら会社設立の状況や会社の哲学を話し合う。
(4) オープン・ドアの方針;
・チーフの部屋のドアを絶えず開放し、アポイントメントなしでいつでも部屋に入れるようにしておく。
・ステータスシンボルの排除。特定の人のための駐車場、部屋の広さ、車種について他。
(5) その日の情報はその日のうちに;自分の職務で得た情報を皆に分かるように、その日のうちに知らせる。売上その他。
(6) 従業員集会の開催
(7) 従業員向けの情報提供の諸活動;特に新しい従業員に。彼のための職場の提供。工場を熟知してもらう。担当者の紹介。担当ごと、セクションごと責任者の情報提供。
≪2≫ともに考える
(8) 一分間褒めること;従業員は誰でも褒められ、認知されることを求めている。普通は叱ることが通例だが、我々は意識して真面目にやっている従業員を見つけ出し、褒めることを探す。
(9) 改善と提案制度;年一回一提案。早めに対応。50マルク以上の賞金。
(10)常連用の食卓;面白い考え、あるいは歪んだ考えをもった従業員でも、話をするためにレストランに招待される。産声を上げるデスクとして。
(11)部門ごとの話し合い;職場ごとに、管理職を中心に話し合う場を作る。
(12)新しい年間労働時間モデル;工場稼働時間と労働時間は同じものではなくて、労働時間を設計する上で自由度を与える。
≪3≫ともに学ぶ
(13)再教育訓練;費用は基本的に会社が払う。事務系にとっては年一回更に教育訓練の実施。その結果、三つの約束が期待される。
(14)従業員個々人のプロファイル;DISGプロファイルは、従業員が企業内の状況に対して、個人的な長所・能力をどのようにして一致させるかを発見する機会を提供する。
(15)時間計画システム;全ての従業員は、自分に適った時間計画システムをもつことができ、選択の余地をもったシステムを受けることができる。
(16)社内教育;英語、イタリア語の学習。資格。医学用語。基礎講座。案内通訳資格の取得。品質管理。人格形成。生涯設計。
(17)コーチング;(上司は部下をコーチしなければいけない。ステップごとにスーパーバイズする)全管理職は、クリスマスに向けて、その人の個人的な状況に即し新しい任務について記述した手紙を受け取る。
(18)経営戦略週末セミナー;全管理職を含む。春、秋各一回(夫人同伴プログラム付)。
(19)従業員代表委員会;委員会は会社の基本的な意思決定に招集される。委員長は戦略決定の日に参加する。
≪4≫ともに責任をもつ 
(20)賃金、給与の正当性;全従業員は春季に自分の賃金、給与について提案する。提供した労働に見合う支給額を見出だすため。
(21)四半期ごとの対話集会;三ケ月ごとに管理職と従業員の間で対話集会をする。この集会に従業員は目標のリストを持参する。次の三ケ月間の業績向上に向けた目標のリストにより、このリストは次の三ケ月の契約と見なされ、互いにある程度幅をもった最適な行動目標として保証される。
(22)人材確保;人事部は無い。部門長は自分の部門の従業員を自分で探す。採用前に1〜3日間一緒に働く。
(23)年間モットー;実際の目標設定を伝えることに役立つ。
≪5≫ともに味わう
(24)職場での体操;一日2度。10時30分と14時30分から5分間。
(25)外食を取ってよい;支払いは月給分から差し引く。
(26)病気にならなかった従業員への手紙;病気にならなかった(病欠しなかった)従業員は、社長から年に一度、感謝状を受ける。
(27)家族遠足の日、フットボールなど;日曜日の午後に同僚たちと楽しむ機会を提供。
(28)小さな良い結果を互いに褒め合う;褒め合う時、ちょっと飲食を添える。
(29)サウナ、フィットネスクラブ;近くのフィットネスセンターを利用する場合に無料もしくは少額を会社が援助する。
(30)クリスマスの贈物交換;
(31)誕生日の手紙;全ての従業員の誕生日に社長からお祝いの手紙が送られる。またその日の昼食は会社が用意する。
(32)月次決算によるボーナス;月次の成果に従って、ある特定の率で成果配分をする。
≪6≫ともに所有する
(33)資本参加;従業員は年に一度、資本に参加することができる。
(以上)



(注)この手引き書はドイツのパートナーシャフト企業であるテンプス社が社員に配布しているもので、1997年に訪独した研修団に紹介されたものです。翻訳は鈴木俊男氏にお願いしました。詳細については「ぱあとなあ 2005」(日本パートナーシャフト協会発行)をご参照下さい。

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